偽物の王冠

居心地のイイ椅子の上 君は何を考えて
そして 息をして 人々を見下ろしているのか

グッタリと深く腰を下ろし 危機感なんて まるで無い
危機感はおろか 全てをそっくりそのまま 手に入れたような気分で
ニヤケ顔 フヌケ顔

時間なんて たっぷり在ると勘違いの錯覚
過ぎ行く時間さえも 取り戻せると勘違いの錯覚

みんなのことを見下して 相当気分もイイんだろう

居心地のイイはずの椅子にさえ ついには不満を垂れ流す始末

自分が動かなきゃ 何も変わらないのに
自分が動かなきゃ 何も手に入れられないのに
それなのに
やって来ると信じてる
自分の方に テクテク歩いて来ると信じてる

君は
偽物の王冠だけを 守り通すような
ひ弱な手段しか
知らない
ハダカの王様