たった一人の世界

透明な水のうえに 僕の顔とココロを乗せましょう
どんな感じに映るかな? どんな感じが映るかな?
それを君と一緒には観れない
だって 君と僕のココロは初めから 別の場所
別の場所に存在してしまっているから
同じ水面に映ることは 不可能なんです

密やかにも 君にだけは 言っておきたいな
ずっと ずっと
こんな時間が続けばイイのにな
ウソばっかり言ってゴメンね
それだけは 正直なココロのコトバ
もっと昔から ずっと昔から
そんなココロが在ったのに 気づかずに僕はウソの色
ウソの色を身にまとってきました
君にだけは その色を 観られたくなかったけど
やっぱり 自分は自分です
隠そうとしても バレてしまいました

だから
透明な水のうえに 僕の顔とココロを乗せましょう
どんな感じに映るかな? どんな感じが映るかな?
楽しみです
今から 考えるだけで 楽しみです

だいたいは想像のつく 作品になっていることでしょう

僕はたった一人で 君の居ない湖のほとりで
そんな密やかな行為を 胸ふくらませて 試してみたい

もし 君が僕の世界から消えてしまう その日が来たとしても
僕は絶対忘れません
僕は死んでも忘れません
君がしてくれたことの全て
僕がしてあげたことの全て
二人で観た景色の全て
しっかりココロの表情に 刻まれているから
安心して 君を別の世界に 送り出せる

もちろん寂しいし
もちろん不安だけど

僕が蒔いた種だから 自分で摘んで行こうと思います

たった一人
たった一人で
水面に顔とココロを映し

その時だけは ウソも後悔も 忘れてしまいたいんです

それで罪が消えるわけは無いよ

でも

これで安心して
君も 僕の世界から
消えて行けることでしょう