戦争

戦争が始まった
今日の朝
僕の町で
戦争が始まった

みんなみんな
平和?
それとなく 感じてた
はっきりとじゃなく
時間を意識しているようで ほとんど時間なんか野放しにしながら
それとなくだけど
感じてた
そんな中
僕の町で始まった戦争
それは 色 鮮やか
僕は観た事の無い すさまじく取り留めのない色の群れに
正直 恐怖を覚えた

みんなは僕なんかよりも
ちっぽけな存在の 僕なんかよりも
もっと もっと 色を知らなくて
そして そんな色なんて 観た事も無いから
ちっぽけな存在の 僕なんかよりも
恐怖を感じていたことでしょう

ビルや 町の ありとあらゆる建物が
音も無く 崩れ去って行く
そして
見慣れた光景や 見慣れた道なり
それらの全ても 音をたてずに 消滅して行った
一瞬にね

悲しかったのは
そんなモノたちが 次々と消え去って行くことじゃなく
そんな作られたモノたちが 次々と崩れ去っていく様じゃなく

当たり前が 無くなったこと
いつも通りが 無くなったこと
当然が 無くなったこと
何気なくが 無くなったこと
ありふれたものが 無くなったこと
変わらない日常が 無くなったこと
そして 何より
常識が 無くなってしまったこと

それが悲しくて 悲しくて
僕は 何を言えばイイのか 分からなくなってしまいました

誰に 何を 言ったら イイんだろうか?

それすら分からなくなったので
道端に もうすでに 咲いているはずもない

を観て
感じることに 精一杯になろうと 努めました

そんな

なんて 在るはずもない

だって
全てが 無くなってしまったから
僕のコトバも 消えてしまうのかな?

そんなことを考えながら
今出来ること
今言えること
今感じれること
後悔しないようにしようと 密やかな希望を 創りました

失くさないように
見失わないように
歩いて行けるだろうか?

残ったのは
ナミダも出ない 瞳
コトバも出ない 唇
イロも放たない 心

そんな今だからこそ
人間を愛したいと
ココロから 思えます ココロから 思えます

戦争が始まった
僕の町の
片隅で