祈り

僕は終わりを知っている
悲しいけども 知っている
終わりがないような そんな簡素な繋がりじゃないはず

僕は終わりを知っている
いずれ来るであろう それを知っている
今の笑顔も 興奮も 希望も 情熱も 夢も
それらの全てが その瞬間には 終わってしまっている
悲しいけども それを僕は知っている

映画だって
小説だって
音楽だって
その世界に浸り続けたいと思っても
時間が限られている そんなアート

始まった地点から 終わる地点まで
違う方法で歩んで行けば 終わりが来なかったのだろうか

そんなことを考えても 仕方が無い

だって最高のプロセスを いろんな色を使って 走って来たから
今さら そんなことを 言ってみても 何も変わらない

なんとかして
繋がりを 永遠のものには出来ないものかと
考え続け
祈り続けたけれども
やっぱり
終わりは来ると思った

夢のような日々が そんなに長く続くとは思えない
そんなに長く続くのならば
それは現実だから
夢のような日々では
無いはずだ

悲しい話
寂しい話

でも
でも
終わりが来ることを
僕は知っている

それがやって来るまでを
目いっぱい 楽しむことが
少しでも 自分らしさに つながるように

いつまでも
長く続く
夢のような
花のような
日々の階段を
昇れるなんてことは
遠い 遠い
だれかの はなし