天国

男はその生涯を誰よりも清く生きた。

「これで天国に生ける」

深い眠りにつこうとしたその時、あの世から死者が現れ――

「何が清いもんか!」叫んだ。

「牛や豚や鳥を喰らい、動物界からはクレームの嵐」

「え?」

「花を摘んでは女に捧げていたな」

男は絶句する。

「地球は人間だけのものじゃないんだぞ!」

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