食べ残し

「ごちそうさま……」

子供が言葉を濁す。

「また残して。もったいないお化けに叱られるわよ!」

母親が怒鳴る。

と、その時だった。

食卓の脇から、見たこともない化け物が姿を現した。

「残さず食べようねぇ」

地を這うような声でそう言うと――

むしゃむしゃと食べ尽くした。

母親、父親、子供をうまそうに。

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