オールナイト

かれこれ何時間か。

ほとほと腕も疲れてきた。

夜闇の澄んだ空気のなか、寺院に厳かな音が響き渡る。

それにしても人間というのは欲深い生き物。

「おい、今、いくつ撞いた?」

撞木の紐を手に、修行僧に尋ねた。

「もはや、数えておりません」

煩悩はとどまることを知らない。

「今日はオールナイトだな……」

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