終点

もう疲れた。終点で起こしてもらおう。

男は電車に乗り込み、座席に座るや否や居眠りをはじめた。

電車は走る。

ゴトンゴトン。

どこまでも走る。

ゴトンゴトン。

その線路の先には終点など存在しない。

どうやら確認しなかったようだ。

あの世行きの列車に乗ったことを。

男が目覚めることは、二度となかった。

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