思い出食堂

女はある食堂に足を踏み入れた。

「ウチはメニューがひとつしかなくてねぇ」

店を出るわけにもいかず、女は席についた。

「ちょっとよろしいかな?」

目を閉じるよう促すと、店主は女の額に手をかざした。

何かを読み取っているようだ。

しばらくして定食が配膳された。

女はそれを口にする。

「お母さん……」

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