靴磨き

地下鉄の雑踏の隅。

若い頃から男はそこに腰掛け、靴磨きをしてきた。

男が磨けば汚れた靴もピカピカ。

新しい旅に出る靴をたくさん見送ってきた。

「さぁ、終わるとするか」

すっかり年老いた男の体力は限界に。

今日が最後と決めていた。

「よし」

そう呟くと、男は自らの汚れた靴を、ピカピカに磨き上げた。

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