短い間

昔の写真を取り出した。取り出してみました。そして、流すかの様に観ました。観たと言うよりも、戻りました。少なくとも今よりは笑ってました。今よりはずっと楽しそうに見えました。何でこんなになるまでココロを放っておいたのでしょうか?どうして今僕はここに立っているのでしょうか?果たして正解の道を歩んで来れたんでしょうか?全く分かりません。

 

写真は正直ですね。全く持って正直ですね。何も隠しません。何も造りません。ありのままです。はっきり言って冷たいですね。そこの中には正当化も、慰めも、虚栄心だって通用しません。やっぱり、写真は正直です。本当に冷たいくらいに正直です。もしかしたら、みんな写真の様に、ウソなんて一つも要らないのかも知れません。必要ないのかも知れません。

 

「ウソの上塗り」

 

きっと、僕は今までこれの繰り返し。わずか何ミリの線でさえ、重なれば数年の罪にも値します。なんて驚きの無い事実。ウソさえなかったら今、昔の自分で居られたんでしょうか?疑問も疑心も在りません。在るのは答えを急ぐ姿。過去へとへつらう姿。ウソで固められたココロ。それだけです。

 

あぁ、なんて悲しいのでしょう。生きていく事が、こんなにも意味の無いものだとは知りませんでした。母のお腹の中に居た時には、もっと愉快な生活が待っているはずと、そう想像していたに違いありません。それが、空気に一度触れてしまってからと言うもの、それは地獄の様。あの時間を失ってしまってからは、地獄の様。まるで地獄模様。なんてキレイなんでしょう。早く消えてしまいたいもんです。まずは、君から消してあげます。

 

「返して下さい。今すぐに。」

 

僕の放った言葉。僕のあげた優しさ。僕の被った罪。僕の身から出た悲しみ。そして、僕のココロの中に在る希望。全てを今すぐに返して下さい。無責任だったんなら謝ります。すいませんでした。でも、これからは関係ないのです。あなたとは関係ないのです。忘れて下さい。僕みたいなちっぽけな存在がこの世にあったという事実を。忘れて欲しいんです。あなたの頭やココロの中に、僕が生き続ける限り苦しくて仕方が無いのです。早く忘れて下さい。それが、僕の最後の言葉です。

 

もし、良かったら、また何処かで会える事を期待していて下さい。命が本当に繰り返すのならば、きっと何処かで会えるでしょう。きっと、再び出会えるでしょう。その時は、僕も裸のココロで接します。出来ればウソの無い世界で会いたいものですね。それでは、全てのショーが終わりました。長い間ご観覧アリガトウございました。では、またの機会にでも。さようなら。

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