藁人形

彼女はあらゆる人間を憎み、恨んでいた。

不幸になったのは奴らのせいだと。

彼女は森へ通い、木を見つけては藁人形を打ちつけた。

一本、二本と増えていき、やがてすべての木に打ちつけられた。

藁人形が打ちつけられていない、たった一本の木を除いて。

その木から伸びる太い枝には、一本のロープが――。

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