宿命

男は山奥に佇む小屋の扉を開いた。

先客らしき老人は呟いた。

「待ってたよ」

この小屋を訪れた者は、次の誰かが来るまで出られないらしい。

「次に誰かが来るのは二百年後か三百年後か――」

「そんなバカな! その前に死んでしまう!」

「悲しいかな――誰かを待つ宿命に加え、不老不死が与えられるんだよ」

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