嘘つき

執刀医はメスを握る手を止め、ボソッと呟いた。

「この患者はきっと嘘つきなんだろうな」

助手の女は隣でポカンとしている。

「見てごらん」

執刀医は大きく開かれた患者の腹部を指差す。

覗き込んだ助手は悲鳴をあげた。

そこにはおびただしい数の針が。

「嘘をついた罰に、針を千本飲まされたんだろう……」

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