貝殻

少女は砂浜を歩きながら貝殻を拾った。

「耳に当ててごらん」母は言う。

少女は耳に当てると、不思議そうな顔をした。

「ママ! もしもーしって言ってるよ」

「冗談が好きな子ねぇ」

その頃、ある繁華街の公衆便所で男は用を足していた。

壁に落書きされた携帯番号に、興味本位で電話してみる。

「もしもーし」

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