冤罪

男は色のない壁を見つめた。

こうして俺は刑務所の中で死んでいくのか。

冤罪とは実に恐ろしいものだ。

社長殺しの罪。

真実は他でもない、この俺が知っている。

しかし、正義は捻じ曲げられた。

つまらない世の中だ。

男は静かに目をとじる。

俺は絶対に社長を殺してなんかいない。

俺が殺したのは──部長だ。

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