食欲

女は使っても減らない金を得た。

そして、食べても太らない身体と満腹にならない感覚を得た。

念願の夢だった大食い。

これで気にせず食べまくれる。

女は世界中のあらゆる食を堪能した。

そしてついに、その全てを食べ尽くした。

「ゲフッ」

女は腹を擦りながら言った。

「食べてないもの──あとは人間だけ」

GuX^ V[gV[giJ