すれ違えない二人

向こうから歩いてくる男を避けようと右へ寄る。

すると向こうも右へ。

左へ身をかわすと、今度は向こうも左へ。

押しつ押されつの攻防が続く。

気づけば日暮れ。

牛歩の如く歩を進め、彼女と同棲中の家に帰った。

彼女は目を丸くする。

ここで大問題。

僕と君との間に男がいる限り、君を抱きしめられないんだ。

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