無罪

殺人の罪から逃亡を続けた人生。

男はその寿命を全うした。

息絶える寸前、誰かに全てを告白したくなった。

通りすがりの女に声をかける。

「ワシは過去にあった殺人事件の──」

女は記憶を辿る。

「それって50年前に起こった?」

「そうじゃ」

「被害者が死んだフリをしてたっていう、あの有名な事件ですね」

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