風船

老婆は子供に萎んだ風船を手渡した。

「ほら、膨らませてごらん」

息を吹き込む子供。

「そんなんじゃ膨らまないよ。もっと力まないと」

子供はムキになり、再び息を吹き込んだ。

ヒュポン。

妙な音が鳴る。

倒れ込む子供。

老婆は風船を奪い取り、口を結んだ。

「子供の霊魂はよく輝く。祭りの提灯に最適じゃ」

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