謝罪

30年。

苦慮し続けた。

謝罪せねばと。

彼には本当に酷いことをしてしまった。

いつか心から詫びねばと。

その時は訪れた。

番組の企画に応募して実現した。

対面の時。

司会者が叫ぶ。

彼が登場する。

「本当にすまなかった!」

彼は目を丸くして言った。

「申し訳ない──何のことだかさっぱり覚えてないんだが」

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