紅(あか)い海にて

時計の針が反対方向に進んで、そして、みんなが全くその事に気づかない。そして、その微(かす)かな変化は全世界の人間全てに何も影響を与えない。そんな変化を見てみたい。なぜか、時計だけが音もなく反対方向に進んでいく。知っているのは、この広い宇宙の中で僕だけ。火星人もテロリストも知らない。そう、まさに今僕の目の前で時計の針は反対方向に進んでいる。でも、誰にも影響を与えていない。みんなそのまま。時計の針が普通に動いていた何十年も前から、みんなそのまま。

なんか面白い。面白い。面白いと思ったこの勢いのまま、僕は風呂に入ります。そして、明日の仕事に備えて寝ます。ただ、それだけ。それだけのこと。

 

自然の仕事は歴史を謳(うた)う事と、人間を癒すこと。誰しもが思ったことあると思うけれど、自然には勝てません。って言うか、勝負しようなんて思いません。戦意の喪失(そうしつ)?それも違うけれど、やっぱり自然は人間を癒します。一度、疲れたんなら大きな海にでも行って下さい。大きな水平線をボーっと眺めて下さい。そうすれば疲れなんか全部一瞬で吹っ飛んで行きます。何て言うのはウソだけれど、なんとなくそんな感じにしてくれます。砂浜も波も波打ち際も、後ろの方にいるカップルも寂しそう。自然も憂鬱になっています。昨日の海より紅(あか)いかも。

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