遅刻

男は静かに葬儀場へと忍び込む。

「遅刻しちゃった」

男はペロリと舌を出した。

男の友人が弔事を読む。

「今、行くのは、さすがにマズいな……」

男は様子を伺う。

弔事を読み終えた友人が席へと戻った。

「よし!」

男は参列者の目を盗み、棺を開け潜り込んだ。

「故人本人が遅刻じゃ、さすがにマズいもんな」

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